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一芸に秀でる
 自信のなさを訴えて相談に来る患者さんは大変に多いです。自信のなさから
生ずる劣等感のために、対人関係場面で困惑したり混乱する方が多いです。
 一方で自信過剰のために、様々な失敗を引き起こす人もまた多いです。
何事も中庸が肝心ですが、「言うは易く行うは難し」です。
 分相応の自信をつけるにはどうしたら良いか?答えは個人個人で異なると
思われますが、一つの方法として私がお勧めするのは、「一芸に秀でる」努力を
継続することです。目標は自分が満足し、周りの人たちも満足する事であれば、
何でもよいと思います。自他の競争心を煽るような目標は好ましい結果になる
ことはないと思われます。弛まぬ努力を継続して一つのことを成し遂げることは
、満足のゆく達成感につながり、自信にもつながるはずで。
 適切な自信を持つ人は、他の人からの非難や叱責に動じることはありません。
心すべきことと銘記しましょう。

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