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精神障害をどう考えるべきか
 私なりの現在の見方では、数知れぬたくさんの人たちを観察するに、
いわゆる精神の正常な方を経験したことがありません。極論を言えば、
人類の構成員すべてが、精神障害者と言えるかもしれません。あなたも
私も例外ではありません。自分だけは例外だと思う人は、数多くいて、
それが精神障害者とラベル付けされた人たちに対する偏見を生み出すことは、
古今東西の周知の現象です。
 さて、話は変わりますが、精神障害をどう捉えたらよいか愚案するに、
精神障害は、数多い人生上の障碍の一つに過ぎないと理解するのが賢明な考え                                                                                                と言えるでしょう。
 人生にはたくさんの苦がありますが、精神障害もその一部分に過ぎないと
言えるでしょう。それが大局的で妥当な判断と思われます。精神障害も他の                                                                                        多くの人生上の苦の一部ですから、その原因を克服しなければ、解決には                                                                                              なりません。
 すべての事柄には原因があります。それは、個人にとり千差万別です。原因の
除去はそれほど簡単ではない場合がありますが、焦らずに努力すれば達成可能
とポジティブに考えましょう。そのためには善き師と友人の助けが必要でしょう。
孤独と不安とうつは、精神の死につながります。重々心得るべきことです。
 

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